健康茶・ハーブティー辞典【健康茶　た行】｜お茶・ハーブティー専科

健康茶・ハーブティー辞典

ウコギ科タラノキ属の落葉低木。
胃腸の病気に非常に効果的なことから古くから民間薬としても使用されており、胃腸の健康促進をはじめ、胃がんの予防効果や整腸作用、便秘解消といった効果も期待できます。
さらには、ポリフェノールの一種であるサポニンも多く含まれ、優れた抗酸化作用も得られ、また糖の吸収抑える効果もあり、ダイエットや糖尿病の予防にも効果があるとされ、他にも滋養強壮効果や美肌効果も期待できるとされています。

キク科タンポポ属の多年生植物。
ビタミンAやビタミンB1、ビタミンCといったビタミン類、鉄分、カルシウムなどのミネラル分を豊富に含み、さらにはイヌリンやタラクサチン、シリンドリンなどの有効成分も多く、健胃効果や整腸作用、疲労回復、血行促進、美容、美肌といった効果が得られるようになっています。
さらに、タンポポ茶には乳腺炎を予防、改善したり、母乳の出を良くしてくれる効果や、妊娠しやすくするといった効果も期待でき、妊婦さんや女性の間でも非常に人気の高いお茶となっています。

また、焙煎することによってコーヒーのような風味になるタンポポコーヒーもあり、タンポポ茶ともにノンカフェインで、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなど栄養価も豊富で妊婦さんやお子様の栄養補給にも最適なものとなっています。

バラ科の落葉低木。
中国では古来より薬草茶、健康茶として親しまれてきたお茶でもあり、甜茶の茶葉には、ポリフェノールやカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄分といったミネラル分が豊富に含まれています。
なかでも「甜茶ポリフェノール」の含有量が非常に多く、このポリフェノールにはヒスタミンといった化学物質を防ぎ、花粉症の症状の改善にも効果的であるとされ、注目を集めています。
また、優れた抗アレルギー効果も期待でき、鼻水やくしゃみの改善、アトピー性皮膚炎の改善、他にも、血糖値の上昇を抑えてくれる効果も期待でき、糖尿病の予防にも効果が期待できるとされています。

ウコギ科人参属の多年生草本。
高麗人参や朝鮮人参と同様にニンジンの一種で、サポニンやフラボノイド、アミノ酸、鉄分、ビタミン類、食物繊維などを多く含み、なかでもサポニンの含有量が多く、高麗ニンジンの実に約10倍にも上ります。
また田七人参には、血液中のコレステロールを抑制し、血栓を防いでくれる効果や血液をサラサラにしてくれる効果が期待でき、
さらには、代謝を高めて肥満を防いでくれる効果や、血行が促進されることで肩こりや冷え性、関節炎の改善にも効果的です。
ほかにも、滋養強壮効果や、肝炎や心臓病などにも効果が期待できるとされています。

イネ科トウモロコシ属の一年草。
稲、小麦とともに世界三大穀物のひとつとされており、食用や飼料などに広く用いられています。

また、とうもろこしには、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれ、疲労回復や血中コレステロールを低下させてくれる効果、さらには糖尿病や高血圧の予防、健脳といった効果が得られるようになっています。
さらに、近年ではとうもろこしをお茶にした「とうもろこし茶（コーン茶）」が、ビタミン、ミネラルはもちろん、食物繊維も豊富に含んでいるため、便秘の解消に非常に効果的で、ダイエットやむくみの解消にも最適であるとして大変注目を集めています。

ドクダミ科ドクダミ属の多年生草本。
日本でも本州以南の広い地域に自生する植物で、十種の薬の効用を有するとされていることから「十薬」とも呼ばれ、古くから民間薬としても用いられてきました。
またドクダミには、クエルチトリンや葉緑素クロロフィル、イソクエルチトリン、カリウム、マグネシウム、デカノイルアセトアルデヒドといった有効成分、栄養素が豊富に含まれ、
毛細血管を丈夫にし、動脈硬化の予防や血液の浄化、高血圧の予防、脳梗塞、心筋梗塞の予防、血中コレステロールの安定化といったあらゆる健康効果をはじめ、
優れたデトックス、解毒効果で、利尿や便秘解消、むくみ解消、アトピー性皮膚炎の改善、美肌といった効果も期待できます。

トチュウ科の落葉高木。
杜仲茶には、カルシウムやカリウム、鉄分、ビタミンCといったミネラル、ビタミンをはじめ、さらには、グッタベルタやアルカロイド、ピノレジノール・ジグルコサイド、ゲニボシド酸といった、日常の食事などからでは摂取することが難しい天然の有効成分も多く含まれています。
また杜仲茶には、コレステロールや中性脂肪を減らしてくれる効果が期待でき、ダイエット効果や肥満の改善、予防にも効果的となっています。
さらには、血圧を安定化する効果で高血圧や動脈硬化の予防効果もあり、他にも、がん予防や生活習慣病予防、老化防止、滋養強壮といった効果も得られます。