日本茶にはどんな種類がある?~収穫時期別~|お茶・ハーブティー専科

日本茶にはどんな種類がある?~収穫の時期別~

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日本茶と一口に言ってみてもいろいろな種類のものがあり、茶葉の採取時期によっても異なります。

ではそんな収穫の時期によってどのような種類の茶葉があるのでしょうか?

●新茶・一番茶とは?

茶畑画像 新茶画像

新茶、一番茶というのは、その年にできた最初の新芽を摘み取って作られたお茶のことで、 お茶は基本的には年に4回摘み取られるのですが、その年の最初、4月から5月に摘み取られるお茶のことをいいます。

また、新茶も一番茶も基本的には同じお茶のことを指します。

違いがあるとすれば、新茶は、いわゆる“初物”の意味合いが込められそう呼ばれるのに対し、

一番茶は、その後に摘み取られる二番茶や三番茶と呼び分けるためにそういうふうに呼ばれることが多くなっているということです。

新茶、一番茶の特徴としては、冬の間に養分をたっぷりと蓄えて育った新芽で作られていますので、若葉のみずみずしさとさわやかな香りを楽しむことができるようになっていて、

さらに、二番茶や三番茶と比較しても、渋み、苦み成分であるカテキンやカフェインの量が少なく、また旨み成分であるテアニンが多いので、さわやかな甘みを感じることができるようになっています。

●二番茶・三番茶とは?

二番茶というのは、一番茶が収穫されてから約一ヶ月のちの6月に摘み取り、作られたお茶のことです。

また6月10日に摘み取る伝統があり、約2週間ほど収穫されます。

二番茶は一番茶ほどにはその栄養価は多くはありませんが、一年のうちでも穏やかで温かく、茶葉の成長にとってもとてもよい時期ですので、品質はよくなっています。

そして一番茶と比べるとカテキンの量が多くなっている(カテキンの量はお茶の中で二番茶が最も多くなっています。)ために苦みが強い傾向にあります。

三番茶というのは、二番茶よりもさらに一ヶ月のちの7月の下旬から8月上旬に摘み取られて作られるお茶のことで、「夏茶」と呼ばれることもあります。

三番茶となると茶葉が大きく成長してしまい、品質が多少落ちてしまい、また香りや旨みも減少する傾向にあります。

●四番茶・秋冬番茶とは?

四番茶というのは9月の下旬から10月上旬にかけて摘み取られ、作られたお茶のことで、「秋茶」と呼ばれることもあります。

この時期の茶葉はさらに大きく成長してしまい、品質はさらに落ちてしまいます。

また、三番茶を摘み取らずに、この時期にまとめて摘み取り製造するお茶もあるのですが、このお茶のことを「秋冬番茶」と呼びます。

四番茶、秋冬番茶ともにお茶としての香りや味わいは劣ってしまいますが、近年では、血糖値の抑制に効果的な「ポリサッカライド」という成分が多く含まれているということで注目されているお茶でもあります。


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