健康茶・ハーブティー辞典【健康茶 あ行】|お茶・ハーブティー専科

健康茶・ハーブティー辞典


【健康茶 あ行】 

【アガリクス】

ハラタケ属のキノコ。
「ヒメマツタケ」「カワリハラタケ」とも呼ばれる。ビタミンBやビタミンD、カリウム、マグネシウムといったビタミン、ミネラルやたんぱく質を含み、またキノコの中でも「β-グルカン」や「α-グルカン」「β-ガラクトグルカン」といった多糖類を多く含んでいます。
アガリクスには免疫力の向上や自然治癒力を高める効果があるとされ、がん細胞を縮小し、抑制するといった抗がん効果に関する研究結果もあり、
さらに様々な生活習慣を予防する効果も期待できます。



【明日葉】

セリ科の多年草植物。
「今日摘んでも明日には芽が出ている」というその名の由来にもあるほどに生命力が強い植物で、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれ、さらに植物としては珍しい良質のたんぱく質も含有しています。
また、明日葉にしか含まれないフィトケミカル(ポリフェノール類)の一種「カルコン」を含み、優れた抗菌、抗酸化、抗腫瘍、抗炎症性効果があり、さらには、血栓を防いだり、血糖値を下げるといった効果もあります。



【アマチャヅル】

ウリ科アマチャヅル属の多年草植物。
「サポニン」という鎮静作用や強壮効果のある成分を多く含み、過度なストレスが原因となるあらゆる症状に効果があるとされ、胃痛や胃炎、胃潰瘍にも効果的とされています。
また、便秘や下痢、偏頭痛、肩こり、神経痛といった症状の改善にも効果的で、さらには花粉症状の緩和やストレスの解消、不眠にも効果が期待できるとされています。



【イチョウ】

イチョウ科の落葉高木。
イチョウの葉には、「ギンコライド」や「ケルセチン」「ルチン」「ケンフェロール」「クエルシトリン」といった30種類以上ものフラボノイドが含まれ、なかでも「ギンコライド」という特有の成分には、血管を拡張して血液の流れをよくし、さらに血栓を溶解したり、できにくくする働きもあり、
また「ルチン」には毛細血管を強化してくれる働きがあり、血液をさらさらに保ち、高血圧や動脈硬化の予防効果があるとされています。



【ウコン】

ショウガ科の多年草植物。
様々な種類のものがあり、日本では沖縄県と鹿児島県の一部にのみ自生しており、一般的なものとして秋ウコン、春ウコン、紫ウコンの3種類があります。
ウコンには「クルクミン」という肝機能の強化や胆汁の分泌促進といった働きのある成分が多く含まれ、肝臓の健康維持、肝機能障害の予防や改善といった効果、また二日酔いの予防や症状緩和といった効果があるとされています。
他にも「ターメロン」や「シネオール」「クルクモール」「フラボノイド(ビタミンP)」などの精油成分も多く含まれ、生活習慣病の予防や美肌効果も期待できます。
またウコンというと一般的には「秋ウコン」のことを指し、クルクミンを最も多く含むウコンとなっています。



【ウラジロガシ】

ブナ科コナラ属の常緑広葉樹。
「ウラジロカシ」とも呼ばれ、フラボンやタンニン性物質、脂肪酸、トリテルペンといった成分を多く含み、また近年、タンニンの一種である「カテコナール・タンニン」が、結石の原因となるカルシウムを溶かす効果があることがわかってきており、そのために、ウラジロガシには、結石を溶解し、腎結石や尿管結石を予防する効果があるとされています。
また他にも、膀胱炎や高血圧、糖尿病の予防、改善にも効果的で、風邪の予防にも効果を発揮してくれるようになっています。



【ウド】

ウコギ科タラノキ属の多年草植物。
根や茎など主に食用として用いられていますが、お茶としても飲まれています。
ジテルペンやフラボノイド、クロロゲン酸といった有効成分が含まれ、頭痛や神経痛の改善、疲労回復、整腸といった効果があるとされています。
また、有効成分ジテルペンには自律神経を調整し、精神の安定をもたらしてくれる効果もあるとされています。



【エゾウコギ】

ウコギ科エゾウコギ属の薬用植物。
「シベリア人参」とも呼ばれ、朝鮮人参や高麗人参と同種の薬用人参となっています。
エゾウコギには、リグナン類やクマリン、クロロゲン酸といった「配糖体」と呼ばれる朝鮮人参などにも含まれる有効成分が含有されており、疲労の回復や抗ストレス効果、スタミナ、持久力の向上、集中力、記憶力の向上といった効果があるとされています。
さらには肝機能を改善させる作用や抗がん作用も期待できます。



【エビスグサ】

マメ科ジャケツイバラ亜科の草木。
「ハブ茶」の原料ともなっている植物で、「アントラキノン誘導体」という有効成分が含まれており滋養強壮効果や胃弱、高血圧の改善、予防といった効果があるとされています。
また、エビスグサの種子は別名「決明子(ケツメイシ)」とも呼ばれ、眼精疲労の回復や眼病予防にも効果的で、ほかにも、整腸作用や便秘の解消、利尿作用、肝機能の強化といった効果も得られるようです。



【オオバコ】

オオバコ科オオバコ属の多年草。
オオバコの種子にはプランタギニンやホモプランタギニンといったフラボノイドが多く含まれ、利尿作用や便秘の解消、健胃といった効果が得られるようになっています。
またアジアの各地で古くから民間薬とし、咳止めやタンを取り去る薬、風邪予防の薬としても用いられています。
さらには、あらゆる生活習慣病の予防や、優れたデトックス効果でむくみの解消やダイエットにも効果的とされています。



【オタネニンジン】

ウコギ科オタネニンジン属の多年草。
「高麗人参」、「朝鮮人参」とも呼ばれ、あらゆる薬効が得られるため、中国では古来より生薬として活用されてきました。
トリテルペン配糖体やサポニン類、βシトステロールといった有効成分を豊富に含み、優れた滋養強壮効果や強精効果、新陳代謝機能の増進、免疫力の向上といった効果が得られるようになっています。
さらに、健胃や整腸作用、血行を促進し、貧血、冷え性の改善、血液を浄化し、血栓の予防や高血圧、高脂血症の予防、他にもがん予防などあらゆる健康効果、効能が期待できます。



【オトギリソウ】

オトギリソウ科の多年草。
「西洋オトギリ草」は「セントジョーンズワート」という名でヨーロッパでも人気のあるハーブとなっており、タンニンやテルペノイド、ヒペリシンといった有効成分を多く含んでいます。
特に色素成分であるヒペリシンにはストレスの緩和に非常に効果的で、イライラや鬱(うつ)症状の改善に効果的とされています。また、不眠症の改善や生理不順、婦人病の改善、冷え性、腰痛の改善にも効果が期待できます。



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