サラシア茶とは？その特徴、効果、効能について｜お茶・ハーブティー専科

サラシア茶とは？その特徴、効果、効能について

●サラシア茶とは？

サラシアというのは、インドやスリランカ、東南アジアといった亜熱帯の地域に自生するニシキギ科の植物のことで、

その優れた健康効果から、古くから根や幹、実から抽出されたエキスが飲用として飲まれています。

また、サラシア茶は、その根の部分を乾燥させて使われることが多くなっています。

そして近年の研究でも、脂肪の吸収を抑える働きや、体内に蓄積された脂肪を分解し、体脂肪を減少させてくれるといった働きがあることも認められ、

ダイエットに非常に効果的な天然素材として大変注目を集めています。

●どんな効果、効能がある？

サラシア茶には、

・ダイエット効果
・血糖値の上昇を抑制する効果
・糖尿病予防
・整腸作用
・便秘解消
・抗酸化効果
・老化防止・アンチエイジング効果
・美容・美肌効果

といった効果や効能が期待できるようになっています。

●サラシノールが糖の吸収を抑え、ダイエット、糖尿病予防にも

サラシア茶には「サラシノール」という有効成分が豊富に含まれており、この「サラシノール」には、体内でブドウ糖やオリゴ糖が分解される際に分泌される酵素を阻害する働きがあることがわかっています。

そして、ブドウ糖やオリゴ糖などの糖分の分解が抑制されることにより、体内へ吸収されることも抑えられ、

その結果、摂りすぎた糖分が脂肪へと変換されるのが抑制され、エネルギーへと変わり、ダイエットに効果が期待できるようになっています。

また、糖分の吸収が抑えられることで、血糖値を健やかに保つことや、糖尿病の予防にもつなげることができるようになります。

●オリゴ糖を腸へと届け、腸内健やか、便秘解消も

また、サラシア茶にはこのように、体の中で糖分の吸収を抑えるという働きがあり、

そして糖の中でも、オリゴ糖の吸収が抑えられることによって、腸の中にオリゴ糖をそのままで届けることができるようになります。

また、オリゴ糖というのは、乳酸菌などの善玉菌のえさとなり、その増殖を助けてくれる糖でもありますので、腸の中で善玉菌を増やすことができ、腸の活動を活発にしてくれるといった効果も期待できます。

そのために、便秘の解消や予防にも効果的となっています。

●豊富な抗酸化物質でアンチエイジング、美肌効果

サラシア茶には他にも、「エピカテキンガレート」という物質が多く含まれているのも大きな特徴となっています。

そしてこの「エピカテキンガレート」は優れた抗酸化作用のある物質となっており、取り入れてあげることで体の老化防止やアンチエイジングといった効果が期待できるようになっていますし、

また、肌老化を防ぐのにも効果的で、素肌のキメを整えたり、シミができるのを防いだりといった美肌効果も期待できるようになっています。

●より効果的に飲むには？

サラシア茶は、食事中に通常のお茶として飲んでももちろん効果的なのですが、特に、炭水化物を摂る前、食前に飲むのが効果的でしょう。

そうすることで、ご飯やパン、麺などの糖質の吸収を効果的に抑えることができ、よりダイエット効果が期待できるようになります。

また、炭水化物を摂ることによる急激な血糖値の上昇を抑えることもでき、糖尿病の予防にもより効果的ということになるんですね。

味は、一般的には飲みやすくなっているものが多く、ほうじ茶のような風味で、香ばしく、おいしく飲むことができるものも多くなっているようです。

また、中には、多少癖の強いものもあるようですので、そのような商品の場合には、煮出す時間を短くして、薄めに入れるといった工夫をされるといいですね。